今回は、中国の家電メーカーのXiaomi製品のスマート体重計(体組成計)Xiaomi Mi Scale2のレヴューを行いたいと思います。
諸事情で在宅での時間が長くなりがちな昨今、運動不足を心配されている方々は多いのではないでしょうか。運動不足による身体の変化を把握するには、定期的(毎日)に体のフィジカルなデータを測定・記録してその変化を把握することはとても大切です。
また、それらの測定・記録は健康管理、強いては適切な運動を行うことへの大きなモチベーションになります。
また、体重は別として、その他の指標は測定機器により微妙に数値が異なるので、経年変化を長いスパンで計測するには、マイ体重計を所有することをお勧めします。また、中長期の出張等の日を跨いでも外出が多い方には、携帯しやすい機器をお勧めします。その意味では約1.7kgで結構薄い本機はギリギリセーフなのではないでしょうか。
本機よりも小型軽量の同様な機種はあります。私が以前持っていたものはサイズも小さく軽量で持ち運びに便利だったのですが、小さすぎて測定のために上に安定して乗ることが難しかったです。
今回、これまで使ってきたこのスマート体重計を紹介する記事を書こうと思ったのは、毎日この体重計を使ってとても重宝しているからに他なりません。
これまでご紹介してきたXiaomi製品(スマートバンド、完全Wifiワイヤレスイヤホン)の例に漏れず価格は4000円ほどと、とてもコストパフォーマンスの高い製品です。またスマホ(ぼくはiPhoneX)との相性もとても良いです。
それではこのスマート体重計について細かく説明していきます。
スマホ対応スマート体重計(体組成計)て何?
スマホ対応スマート体重計(体組成計)とは、スマホのアプリと連動して体重その他のデータを自動的に記録し、スマホの画面に長期的な体の変化をわかりやすく表示し、各種の有用な情報・提案を提示するものです。
一般的に従来の体重計が測定する体重に加えて、体脂肪率、BMI、筋肉量、骨量などを測定することが可能です。
上面全景
数値の表示はおもむろに現れます。周囲の照度センサーによりLEDの照度を調整しています。
電源は単4(AAA)電池4本。電池は含まれていないので、別途購買が必要です。ちなみに電池はマニラのXiaomi Storeで買ったXIaomiオリジナル。
電池のカバーを閉めたところ
実際の体重は裏にあるこの4つの足で測っています。従って、毛の比較的長い絨毯に乗せて測ると正確に測れません。
ご覧の通り、厚みは結構薄く(足のところで約25mm)、重量も約1.7kgと比較的軽量です。ぼくは赴任先のマニラから日本までわざわざカバンに入れて持ってきました。
基本スペック
本機の基本スペックは以下の通りです。また、Miaomi Mi Scaleは本機の先代の機器で機能が本機に比べてかなり限定的になっています。気をつけてください。
- 製品番号:XMTZC05HM
- Bluetooth 5.0
- スマホアプリ:Mi Fit(iOS、Android共)
- 材料:20mm強化ガラス、ABSプラスチック
- 重量:1.7kg
- サイズ:300mm x 305mm x 25mm
- 測定範囲:0.1kgから150kg
- 測定単位:50g
- 電源:単4(AAA)バッテリー4本
Xiaomi Mi Scale2では以下の10項目の数値を測定することが可能です。
- 体重
- 体脂肪
- ボディスコア
- BMI
- 水分
- タンパク質
- 基礎代謝
- 内臓脂肪
- 筋肉量
- 骨量
また、以上の10項目の測定結果をもとに以下の3項目の数値を提示します。
- 体年齢
- 理想の体型
- 体型判断
Xiaomi Mi Scale2の満足できる点
ぼくが、本機をお勧めする理由は、以下の通りです。
- コストパフォーマンスが良い(安い)
- 16人分のデータを個別に記録でき、体重によって自動で認識してくれる。
- 測定可能項目が10項目と多い
- 同一のスマホアプリ(Mi Fit)によりSmart Band4のデータ(睡眠時間、運動量等)を一元的に管理できる。
- 軽量(他の同型機種と比べて)
- スマホとの連動ができる
- 見た目があまり安っぽくない
- 測定結果について適正範囲から外れているものについてアドバイスがある
- モードを切り替えると、物の重量測定もできる(ただし100g以上で50g単位)
- iOSのヘルスケアアプリと自動連動できる
Xiaomi Mi Scale2の残念な点
以下は、本機を使って感じる残念な点です。
- スマホと連携するためにアプリを開けなければいけない
- 持ち運ぶには重い(できればサイズ、強度はこのままで約1kgが理想)
- 取説が日本語ではない
- 電池が同封されていない(中国版には電池が同封されているようです)
- スマホアプリのMi Fitの初期設定が少しめんどくさい
- 技適認証は受けているが、Xiaomi Japan販売の日本正式版ではない(2020年5月現在)
もちろん、不満を言い出せば、きりがありませんが、次世代機には改善をお願いしたいです。できれば、梱包されている箱がかなり大きいので、次は本体のみならず、箱も小型化されて、箱ごと出張時に持ち運びできれば嬉しいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。自分のフィジカルデータを継続的に測定して、記録することは今後の健康管理のために大変重要になります。また、体重超過のような健康に影響を及ぼす体の変化をいち早く認識するために、適切な器具を用いて、定期的(毎日)に測定することは欠かせない行動と言えます。
それらの行動をストレスなく、毎日のルーティンとして行う上で、今回ご紹介したMi Scale2はとても頼りになる相棒だと思います。
人生100年と言われて久しい現在、ご自分やご家族の健康管理のために、一台いかがでしょうか。
それでは今回はこれまでにいたします。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。さようなら。
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