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彼氏が海外赴任になっちゃた、どうしよう?【任期は何年?】

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結婚を前提にお付き合いしている彼氏が急に海外に赴任になったら、みなさん当惑されますよね。また、結婚前の若手の時期ならば、彼氏さんも海外勤務は初めての場合がほとんどで、本人でさえ、海外での事情がよくわからない場合が多いと思います

そこで今回は、日本にいる姪から以下のような質問を受けたとの前提で、ぼくなりのアドバイスをしていきたいと思います。

  • 「実は、結婚を前提でお付き合いしている彼氏がいるけれど、勤務している会社から初めての海外赴任(東南アジア)の打診を受けて、本人は行きたいと言っている。」
  • 「ふたりとも、今のお付き合いは続けたいと思っている。」
  • 「ただ、自分(姪)は仕事や語学の問題があり、彼氏にはついて赴任地には行けない。」
  • 「遠距離恋愛になり、期間もはっきりせず、かなり長期になりそうなので、将来の二人の気持ちや心境に不安がある。」
  • 「一体、海外での任期は何年ぐらいなのか。目安で良いので知りたい。」
  • 「そこで、海外勤務を長年しているおじさん(ぼく)のアドバイスが欲しい。」

少し、ぼくの自己紹介をさせていただくと、大学を出て、日本の大手企業に就職し、約2年の東京勤務後、海外勤務を命じられ、その後、約25年間ほど、東南アジアで勤務しています。家内はマレーシア勤務中に出会ったマレーシア人で、3人の年頃の娘がいます。

どうして娘からでなく、姪からの相談なのかと疑問を持たれる方のおられるかと思います。簡単に説明しますと、彼女たちの国籍はマレーシアなのですが、上の2人は4ヶ国語を自由に読み書きでき、国際感覚が半端でないです。東南アジアの国々の国境は、日本人の考える県境くらいの感覚なので、感覚的にかなり違うかなと思い姪からの依頼と想定しました。
また、本記事の読者さんは女性の方を想定していますが、なにぶんぼくは女性の心理に疎く(いつも、家内や娘たちに怒られています。)十分気をつけて書いているつもりですが、もし不快に思われる記述ありましたら、ごめんなさいです。

海外赴任の任期について

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海外赴任と聞いて、一番先に気になるのが、海外での任期ではないでしょうか。やはり何年待たなければいけないかは、大きな関心ごとだと、思います。以下に一般的な各業界の任期について業種別に記述します。

銀行・証券・損保

海外に進出されている上記の業種の企業は比較的業界内でも大手の企業が多いように思います。私の知る限り、ほぼ3年から5年で任期を終え基本的には日本に帰任されているように思います。もちろん自分から希望すれば別ですが、会社組織が大きく、人員にも余裕があるため、やりくりに無視することなく、組織的に定期的に任地の移動が行われています。

総合商社

泣く子も黙る日本の大手総合商社ですが、上記の銀行等と同じように、特に延期の希望をしなければほぼ、5年以内で帰任されているように思います。だた、帰任後数年経って、再度海外赴任になる確率は、銀行等に比較して大きいように思います。また、総合商社の海外勤務は赴任中の海外勤務手当も多く、海外での勤務経験は他業種に比べて、高く社内で評価されているようです。社内での評価、出世を考えると、若い時点での海外赴任の辞退はあまり好ましいことではないかもしれません。(厳密には、個々の企業、担当している業種、赴任国にもよりますが、一般的には上記のことが言えるかと思います。)
また、人気とは関係ありませんが、海外勤務中は自由にできるお金も多く、比較的華やかな業種であり、東南アジアなどでは、若い日本人男性はモテるため、浮気には十分注意が必要ですね。

専門商社

専門商社は総合商社に比べて、海外に進出している企業の規模がまちまちです。大手であっても、比較的任期が長く、任期が終わっても、帰任することなく、別の国に引き続き海外赴任することが多いように思います。なかなか、組織的、定期的な帰任を行うのは難しいようです。彼氏さんには、赴任前に十分本社人事部と任期につき交渉するように言ってあげてください

自動車・自動車部品

自動車メーカーであれば、5年ほどの人気に帰任されている方が多い様にもいます。かなり、組織的・定期的な人員の交流が行われています。ただ、自動車部品については、海外に進出だれている企業の裾野がかなり広いため、大手の自動車部品の企業では、自動車メーカーに近い形での人員の交流が行われていますが、中小の部品製造では、海外で勤務できる人的資源にも限りがあり、赴任期間は未確定かつ長期になりがちです。

電機・事務機器・家電

自動車分野の次に海外進出の多い分野かと思いますが、基本的には自動車の場合と同じかと思います。ただ、自動車ほど、日本からの部品製造業者の進出は多くなく、かなりの部分を地元の製造業者が担っている様に思います。

機械

大手の最終組み立て業者は自動車メーカーと同じかそれに準じる任期期間かと思います。

卸売業

大手の百貨店などを想定していますが、やはり、5年ほどを期限に海外赴任されてきている様です。まず、初めの海外赴任ではそれ以上の期間海外赴任が続くことは、本人が希望しない限りないのではと思います。ただ、ベテランの方では、ほぼ海外の店舗運営のスペシャリスト的な立場になられるとかなり長期に海外勤務されいる方もおられる様です。店舗運営に関しては上記の通りなのですが、特殊な例として新規店舗の立ち上げなどがあります。その場合は案件によって期間が異なり、通常一度担当になると店舗が立ち上がるまで、(もしくは運営が軌道に乗るまで)担当されるので、案件により期間は異なると思います。また、その場合、通常店舗だけの立ち上げであれば、2年のあれば十分かと思います。

建設業(建築・土木)

実は、ぼくは日本での大手5社と言われているゼネコンのうちの一つ会社の海外駐在員なので、この業種の内情には詳しいのですが、近年は新入社員や若手(30台前半まで)であれば、5年でローテーションを組んで海外赴任期間に制限をかけています。つまり、特に延期の希望を出さなければ、5年で帰れます。また、特別な理由があり、希望を出せば、5年を待たずして帰任できると思います。ただ、その場合、代わりに誰かが急に海外赴任しなければならなくなりますので、そのことは留意すべきかと思います。
上記の記述は大手5社であれば、私が務めている会社でなくとも、ほぼ当てハマると思います。その他の建設業では、少し期間が長くなり条件的には厳しくなるかもしれません。特に海外での業務に力を入れており、国内での業務規模に比して海外での業務規模が相対的に大きい企業は従業員の海外での赴任期間が長くなる傾向にあります。
また、中堅からベテランになると私の様に20年近く海外というのは、ザラにいます。それは現場勤務であれば、国内と国外では仕事のやり方が全く異なるためです。海外の現場である程度の規模になり、特にお施主様が国外の企業になると、ある程ので海外での経験がなければ、現場所長や工区長などの主要な職務は遂行できませんので。
ゼネコンでは、建築(建物を建設する部署)と土木(ダム、橋、トンネルなどを建設する部署)に分かれるのですが、どちらかというと土木の方が、技術的にも、契約的にもスペシャリティーが要求されるので、土木の方が海外を専門に行っている人の方が多くなり、かつ大型の現場が多いので、工期が長くなり、赴任期間も長くなりがちです。また、発展途上国の地方に現場があることが多い(ODA案件など)ので、日本から訪れるのにかなりの時間がかかる場合があります。
また、総合商社と異なり、ゼネコンをはじめとする建設業者では海外での業務経験が社内的に評価されることは今の所ほぼありません。しかし、今後は以下で述べるプラント建設業者の様に国内での市場縮小に伴い、現在の規模を維持するには大々的に海外に出て行かざる得なくなるのは必定です。その時は、海外での経験が社内的にも評価される様になるかもしれませんね。

プラント建設

日揮、千代化、東洋エンジンなどをはじめとする、LNGプラントや石油精製プラントなどを建設する企業です。昨今では海外での売上高が各社ともかなりの割合を占めており、文系・理系を問わず、男性総合職での入社であれば、海外赴任はあらかた覚悟しているのではないかと思います。職業柄、発展途上国、産油国の工業地帯、油田地帯での現場勤務が多く、長期的な赴任が多くなります。したがって、海外での勤務期間はゼネコンの土木部門より長期でかつ不確定になる様に思います。

まとめ

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最後までお付き合いありがとうございました。本当は、任期だけでなく、彼氏が海外赴任する時に、何を知るべきか、何をどうすべきか、総合的な記事を書くつもりだったのですが、任期について書いただけで、一つの記事分の適切な文字数(3,500文字)を超えてしましました。そのため、取り敢えずはここで筆を置くことにします。
また、私の務めている会社でも若手の女性社員が海外勤務を行い始めています。彼女たちは基本的に本人の希望で赴任している様なので、今のところあまり問題にはなっていませんが、今後女性の海外勤務が一般化してくると、今度は「彼女が海外赴任になっちゃた、どうしよう?【任期は何年?】」の様な記事が必要になるかもしれませんね。

また、本記事の多くはぼくの個人的な経験に基づく情報をもとにしています。大きく異なることはないと信じていますが、場合によっては数値が異なることもあるかと思います。本記事の内容は個人の情報に基づく一般的な数値とのご理解、お願いしたく思います。
それでは、本記事の内容が少しでも皆さんのお役に立てることを願いつつ終わりにします。さようなら。

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