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“終身雇用はもう守れない。” トヨタ社長の発言に思うこと。年功序列も崩壊?!

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すでにご存知の方多いかと思いますが、今年3月19日の経団連会長の中西氏の発言に続き、豊田章雄トヨタ社長も記者団に対して「終身雇用を守るのは難しい。」と発言したことが、マスコミ、ネットを始め色々は所で取り上げられています。少し感慨深く思えたので、ぼくの考えをちょこっとお話ししたく思います。少しだけ、お付き合いいただければ嬉しいです。

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日本的雇用体系

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ぼくの結論

のっけから、結論です。はじめに、ぼくがこの報道を聞いて感じたことは、正直この発言が反響を生むことへの驚きでした。確かに日本の経済界のトップといっても差し支えない方の発言ですので重みは十分あります。

しかし、人生100年と言われて久しいこのご時世です。トップクラスの大企業に勤めるサラリーマンでもそれなりの年齢(40代後半?)になると今後の身の振り方を考えると思います。ましてや若い世代の人たちは、入社する時から次のステップアップを考えている方も多いのでは、ないでしょうか。

ぼくは、日本特有のいわゆる日本的雇用体系は、変わっていく必要があると思います。その意味で、今回の発言は遅ればせながら正しい方向を示していると思います。(示さざるを得ない。)日本国外で20年以上サラリーマン(この言葉はあまり好きでなありませんが。)として仕事をして思うのですが、雇用形態は”日本の常識は世界の非常識”の最たるものだと思います。

日本の雇用形態を形作ってきた、終身雇用、年功序列、新卒一括採用について功罪を、ぼくなりに思うことをお話していきます。

終身雇用

日本では少なくとも少し前までは一般的とされた”終身雇用”ですが、雇用の拠り所は、雇用契約という”契約”です。その契約に”終身”と謳われていない以上、この言葉は実態を正しく表していないのではないでしょうか。

ブログの記事を眺めていると、”企業に勤めるのは間違っている。”、”使われるのは人生の損失だ。”、”社畜になるな。”等のコメントをかなりの頻度で目にします。確かに”ブラック企業”を言われる一部の会社ではそうでしょう。ですが、一般の日本の企業で働くことについて、それらのコメントは正しいのしょうか。

ぼくのケースを少し話させていただくと、小学校、中学校ではそこそこ勉強して、高校はそこそこのところに行き。大学、就職は、多分日本人ならほとんどの人が知っているところです。その後、転職は一度もせずに今に至っています。長い間働いていると、腹の立つことももちろんありますが、ぼくは今の勤務先にそこそこ満足しています。とは言え、出世は人並みにしかできませんし、正直無理してしようとも思いません。人生長いです、出世よりも健康の方がぼくには大切です。会社の肩書きは退職までですが、体は死ぬまで、一生ものですからね。

ただ、日本では2年ほどしか勤務経験がなく、その後はずっと海外勤務です。そのため、考え方は一般的な日本のサラリーマン(あえて使います。)からは自分では”いい意味で”ずれているのではと思っています。

上記の”いい意味”とは日本国外の事例を直接体験している、ということです。ぼくは海外にいても日本の企業で働いているので、厳密な意味での国外で働くこととは、異なることは理解していますが、それでも日本国内で勤務することに比べれば、国外の風にさらされる機会は桁違いに多いです。

話が少しずれてしまいましたが、ぼくの様に就職したけど、まあまあ良いからこのままとりあえず定年まではここにいようかな。と思っている平和な奴にはいいのですが、終身雇用の一番の罪は”途中入社”の人たちにとって不利になることだと思います。ぼくは英語で途中入社に当たる一般的によく使われている言葉を知りません。また、使おうと思って調べた記憶もありません。それは”途中入社”ある意味当たり前だからです。つまり転職は日常茶飯事です。

日本で社会問題になっているブラック企業ですが、東南アジアにもあるのでしょうが、日本の様に社会問題にはなりません。なぜならみんなすぐに辞めてしますからです。単純ですね。

年功序列

年功序列とは、その名の通り、年齢や特定の企業での勤務年数によって、給料が決められる仕組みです。ある意味、終身雇用を前提にしているところがあると思うのですが、この仕組みは、勤務年数が増えると給料が増える。新卒新入社員は給料が比較的安く、ほぼみんな一緒の金額になります。

ぼくはこの制度は日本特有の雇用制度の中で、最も変わるべき部分だと思います。年齢や勤務年数よりは、いかに会社に貢献しているかによって給料をはじめとする待遇は決められるべきだと思います。海外でも勤務年数は待遇を決めるファクターになっています。ただ、それは勤務年数が浅いと意図的に待遇が抑えられているという一面もあるからです。(あくまでぼくの知る幾つかの例に限りますが。)また、年齢はほとんど関係ないののではないでしょうか。

待遇が年齢に関係なく決められるのは、実力主義的な考えですが、海外ではある意味当たり前です。日本では今でも年功序列にこだわるあまり、結局高齢者の雇用機会を減らしているのではないでしょうか。

高齢化、少子化、人口減を迎えている日本においては、女性の社会参加、外国人への雇用機会解放等に並んで、高齢者の際雇用促進は重要な課題です。

この待遇を決めるのに年齢はほとんど関係ないという点は転職を容易にしている一因だと思います。

新卒一括採用

就職活動が大学もしくは高校等の卒業前の一定期間に集中する、これも日本特有の制度です。経団連会長の発言も就職活動に関連しての発言の様ですが、これもぼくは日本の由々しき制度の一つだと思います。

まず、在学中に本来の目的である学業に集中できないです。また、就職の機会が一発勝負に近い形になり、一の失敗が大きな影響を持ちます。(実際は長い目で見ると、本人が思うほど、深刻ではないのかもしれませんが、本人が心に受ける傷は大きいかもしれませんね。)

日本には就職希望者を新卒扱い、既卒扱いと分けて扱ったり、第2新卒なる言葉もあると聞いています。正直ぼくにはよくわかりませんが、新卒であろうが、既卒であろうが、本人の資質には何ら違いは無いはずです。意味のないレッテル貼りはすぐにでもやめるべきですね。

一時期の景気の状況がたまたまその時期に学校を卒業した人たちの就職に影響するのもこの制度の問題店です。卒業後に長期の海外放浪の旅に出たり、語学留学したりする余裕を受け入れる制度が必要だと思います。

以下のリンクから、ぼくが海外で行なった採用面談の経験をもとに面談時に気をつけるべきことを書いた記事に飛べます。海外と日本国内の企業の採用方法を知るために、興味のある方はどうぞ。

日経新聞に以下の様な記事が掲載されていました。参考のためにリンク置いておきます。

終身雇用、「企業にインセンティブ必要」 自工会会長

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まとめ

日本の硬直的な雇用制度は、有能な外国人の国内での雇用機会を減らし、有能は日本人の国外流失を生んでいると聞きます。ひいては、日本企業のAI分野での遅れは、有能は人材に魅力的な待遇を提示できないためではないでしょうか。一部の企業ではAI分野での有能な人材には破格の待遇を提示したとニュースになることがありますが、欧米、ひいては韓国、中国では一般的に行われていることがニュースになること自体が今の日本の現状を物語っていると思います。

それでは最後までお付き合いありがとうございました。この記事がみなさんの一助になれば嬉しいです。さようなら。

みゆきメダカ
みゆきメダカ

今回、僕たち出番なかったね。

 みさきメダカ
 みさきメダカ

パパ、そんな時もあるよ。テヘ。

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